配列に値を代入すること自体はいろいろな所でやっている。例えば→第十一回-02
値をキーボードから入力する方法は n の場合と同じ→第十一回-02
［追加ヒント］
上記のリンクより、配列に値を代入するには for 文を用いて全ての要素にアクセスすれば良いこと、
キーボードから変数に値を入力するには「std::cin >> (変数)」を用いること、が読み取れるので、
この部分は
for(int i=0 ; i<n ; i++){
std::cin >> (変数名);
}
となることがわかる。「(変数名)」の部分に何が入るべきかは各自考えること。
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本来は今回第十一回-03で紹介したように関数を用いるべきであるが、
慣れないうちは全てを main 関数の中で実現するのが無難かもしれない。
値の並べ変えに関しては下の図を元に考えること。
しかしこの部分は慣れないと苦労する部分であるので、(5) までをマスターしてからトライすべきであると思う。
配列のソートの関数化→第十一回-03
値の入れ換えの関数化→第十回-03
最後に、以下に「要素数 n の配列に格納された整数を、大きい順に並べ替える」ことをどう実現するかの模式図を示す。
全てを main 関数内で実現するにせよ、いくつかの関数に分けるにせよ、以下の考え方を理解することが必要である。
図に従って以下の解説を読んで考えてみて欲しい。
- (a) 図の都合上 n=5 とし、データ x[0]～x[4] が存在するとする。
基準点をi=0 に, 比較対象点をj=1 にセットし、j を順に動かしながら、 2 つの数(x[i] とx[j]) を比較していく。i=0、j=1 で早速「x[i] よりも x[j] が大きい」という事態が生じる
- (b) その場合、x[i] と x[j] を入れ換える (→値の入れ換えは例えば第九回課題の前半など)
- (c) j を 2、3、4 と増やして行くと、j=4 で再び「x[i] よりも x[j] が大きい」という事態が生じる
- (d) その場合、x[i] と x[j] を入れ換える (→値の入れ換えは例えば第九回課題の前半など)
- (e) 次に、基準点を i=1 に, 比較対象点をj=2 にセットし、j を順に動かしながら、 i>=1 の範囲で 値の大小を比較するという操作を繰り返す。
以上の「繰り返し」構造は以下のような二重の for 文で実現できるだろう (追加のヒントも加えた)。
［追加ヒントあり］ 日本語部分はどうプログラムに直されるか、各自で考えること for(i=0 ; i<n ; i++){ for(j=i+1 ; j<n ; j++){ if(x[i]よりもx[j]が大きければ){ (x[i]とx[j]の値を入れ換える。複数行になる) } } }
ちなみに、この枠組みに 5 行程度の命令を追加することで配列の並び替え機能が実現できる。
そのうち4行は 第九回課題の前半にて取り扱った値の入れ換えが占めるだろう。
(ただし、変数名などが違うので丸ごとコピーというわけにはいかないが)