第一回-02 : BCC Developer の使い方 (その 1)

まず、ここでは 1 つのファイルでできたプログラムを作成する方法を示します。
これはプログラム1で用いた cleos と同様のことを BCC Developer を用いて実現することを意味します。
授業の第一回資料の例を実行する方法を以下に示します。


BCC Developer (や Borland C++ BuilderVisual Studio などの多くの開発環境) では、プログラムを「プロジェクト」により管理します。
一つのプロジェクトで (複数の) ソースファイルを管理し、一つのアプリケーションを構築します。

演習では小さなプログラムしか作成しませんから、ちょっと大げさな感じがするかも知れませんが、
基本的に「新しいプログラムを作るたびに、新しいプロジェクトを作成する」という流れですので注意して下さい。

プロジェクトの作成からソースファイルの追加までの流れ

#include <iostream>	// cout を用いる場合includeする
using namespace std;	// cout を用いる場合の決り文句

int main(){

	int i,j;
	double d;
	
	i=10;
	j=20;
	d=99.101;
	
        cout << "値を表示: ";
	cout << i;
	cout << ' ';
	cout << j;
	cout << ' ';
	cout << d;
	
	return 0;	// プログラム終了時の決り文句
	
}

値を表示:10 20 99.101

3つの数字が表示されているのがわかります。このプログラムにより、C++ では値の出力に「cout」および「<<」を用いるのがわかります。



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