Word-03: 罫線による表の作成
このページでは、Word でしばしば用いられる表の作成法について学ぼう。課題に直結するので丁寧に演習を行うこと。
表を作成する練習として、下図にあるような表を作成することを目標にしよう。
そのための準備として、Word で新規のファイルを作成し、以下のような3行を記述しよう。
そして、「2023年」の行だけ右揃えとしよう。前ページで学んだ内容を早速用いていることに注意すること。
それができたら、「課題」の2行下にカーソルを配置する。
そして、以下のように「挿入」タブから「表」アイコンをクリックし、3 行 x 3 列 になるような位置でマウスをクリックする。
すると、図のように 3 行 x 3 列の表がカーソル位置に挿入される。
表によって作成された一つ一つの項目を「セル」と言う。
必要な表を作成するには、左端の3つのセルを結合しなければならない。
そのための方法を学ぼう。
まず、マウスの左ボタンを押しながらマウスを移動することで、結合したい3つのセルを選択することができる。
その状態で「レイアウト」タブから「セルの結合」をクリックする。
なお、「セルの結合」ボタンの大きさは、Word のウインドウサイズにより変化するが気にする必要はない。
すると、下図のように3つのセルが結合して一つのセルになる。
次に、表の区切り線の位置を移動するにはマウスで区切り線をつかんで (ドラッグして) 移動すれば良い。
以下のように左端のセルを大きくし、中央と右端のセルの幅を小さくする。
仕上げに、セル内の文字の配置の設定を行おう。
結果がわかりやすくなるよう、左端のセルに「自己紹介」と記入しておこう。
さらに、下図では「自己紹介」のフォントサイズを 20 とした。
そして表のセル全体を選択し、「レイアウト」タブ中の、下図に示されたアイコンをクリックしよう。
これは、セル内の文字を、縦方向と横方向の両方に対して中央揃えする働きがある。
その結果、全てのセルが中央揃えになった。
あとは、残りのセルにも文字を記入して行けば良い。学籍番号と氏名は自分のものとすること。
これで完成である。
以上の演習に対していくつかの補足を述べていく。
作成した表を削除したくなったときは、まずカーソルを表の中に置き、
下図のように「レイアウト」タブから「削除」アイコンをクリックし「表の削除」を選択すればよい。
表のセルの大きさを調整するための最も簡単な方法は、上で体験したように
表の罫線をマウスで直接つかんで移動する方法であった。
他にも、ルーラーを用いて調整することもできる。
ルーラーとは、図のように「表示」タブの「ルーラー」チェックボックスをチェックすることで現れる
文書の上と左に現れる目盛りである。
表の罫線の位置に目印があるので、これを移動することで表の調整ができる。
この場合、Shift キーを押しながらマウス移動、Ctrl キーを押しながらマウス移動
などとしてみると、結果が異なる。
自分の求める結果が得られる移動方法を探してみよう。
ただし、上図の目盛り上にある△などの印を動かしてしまうとトラブルの元であるので注意しよう。
(次回以降にの△の意味やルーラーの詳しい使用法を学ぶ)
ルーラーでのセルの調整は、「よけいなものを触るとトラブルの元」という意味で、上級者向けかも知れない。
セル内に文字の配置は、レイアウトタブのボタンから行った。それ以外の文字の配置変更方法を紹介する。
まず、セル内に記述した文章はそれ自体で段落を構成するので、
Word-02: 文字書式と段落書式で学んだ段落の文字列の配置法が使える。
すなわち、4つのボタン による横方向の揃えである。
ただし、それだけでは縦方向の揃えができない。縦方向の揃え方には以下の方法がある。
まず、セル内でマウスの右ボタンをクリックし、「表のプロパティ」を選択する。
すると、「表のプロパティ」ダイアログが現れる。
下図のように「セル」タブをクリックし、「中央揃え」を選択し、OKする。
これでそのセル内では縦方向に中央揃えされるようになる。
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