第二回課題
以下の条件を全て満たすプログラムを paiza.IO を用いて C/C++ で作成せよ。
- 整数 (int 型) の四則演算 (加算/減算/乗算/除算) を実行して表示するプログラムを作成せよ
- 2つの整数は 変数 x、y として int 型で宣言すること。値は何か適当なものを入れておくこと
- 四則演算の結果は、それぞれの演算に対して新たな変数を定義し、その変数に計算結果を代入してから表示させるようにすること。
例えば、wa という変数を宣言し、
wa=x+y;
を行ってから、wa をコンソールに表示せよ、ということ
- 一つのプログラムの中で (ひとつの Main.cpp の中で) 四則演算を全て実行すること。
これは、一度プログラムを実行しただけで四則演算の結果が全て表示される必要がある、という意味である。
四回プログラムを実行しないと四則演算の結果が全て表示されない、というプログラムは条件を満たさないので大幅に減点する。
- インデント (字下げ) が揃っていること (後述)
以上の説明だけでは分かりにくいかも知れないのでさらに解説を続ける。
加算/減算/乗算/除算 のうち加算のみを、上記の条件を全て満たすように書いたのが以下である。
paiza.IO のデフォルト画面に追記すべき部分のみを記した。「デフォルト画面に追記」の意味がわからなかったら第一回3ページ目を復習する必要がある。
int x = 5;
int y = 10;
int wa;
cout << "x の値は" << x << "である\n";
cout << "y の値は" << y << "である\n";
wa=x+y;
cout << "x+y の計算結果は" << wa << "である\n";
上記のプログラムは、以下の3つを満たしていることに注意すること。
- 整数 (int) 型の変数 wa を宣言していること
- wa=x+y;で計算を実行していること
- cout に表示するのは、自分で宣言した変数 wa であること
以上のことを、減算/乗算/除算についても実行するのが課題、ということである。
それを一つのプログラムの中で (ひとつの Main.cpp の中で) 全て行う、ということにも注意して欲しい。
それぞれの演算ごとに変数を新たに宣言することが求められているので注意すること。
さらに、「インデント (字下げ)」について補足を続ける。
上のプログラム例をコピーして paiza.IO に貼り付けると、下図のように、5行目から15行目で「インデント (字下げ)」が揃っていない状態になる。
言い替えれば、それぞれの命令の書きはじめの位置が5行目から15行目で揃っていないということである。
下図のように、「インデント (字下げ)」が揃っているのが望ましい状態である。
インデントが揃っていなくとも、エラーにもならず警告も出ないので、初心者はインデントを軽視しがちである。
しかし、現代のプログラミングでは、複数人でプログラムを書いたり、書いたプログラムをネット上で公開することが多いため、
他人が見てもわかりやすいようにインデントが綺麗に揃ったプログラムを書くのは守るべきマナーである。
そのため、インデントが揃っていない解答は減点対象とする。
インデントを揃えるためには、下図の解説のように、●の付いた行の先頭で、
キーボードのTABキーを押せばよい。●の付いた全ての行で実行する必要がある。TABキーはキーボードの左上付近で見つかるはずである。
キーボードに「TAB」という文字が書かれていないとき、「→」が代わりに書かれていることが多いかも知れない。
あるいは、図の6行目から15行目をマウスでなぞってTABキーを一回押すだけでも良いが、
こちらはキーボードやマウス操作に慣れていない学生が実行するとトラブルの元かもしれない。
←変数の利用と四則演算
オンラインコンパイラで C/C++ を自習しように戻る