C/C++ を学ぶためのツールのセットアップ法
C/C++ を学ぶ方法について
本ページでは、講義を実施していたときに無料で利用できた Borland C++ Compliler のインストール方法を解説していました。
しかし 2021 年現在、Borland C++ Compliler を用いて C/C++ を勉強するのはあまり現実的ではありません。
2021 年現在お勧めできる方法としては、まず Microsoft 社の Visual Studio を用いる方法があります。
こちらは学習用でしたら無料で利用することができます。
私の講義資料では「非情報系学生のための C/C++ 入門」で Visual Studio を用いており、
インストール方法の解説もあります。
Visual Studio を用いた C/C++ の学習は、上級者になってからも使い続けられるというメリットはありますが、
インストールだけで 10GB 弱もディスクを使用するので、「ちょっとだけ学んでみたい」という用途には大げさすぎるかもしれません。
そのような方には、ブラウザ上で C/C++ のプログラムを実行できるオンラインコンパイラがお勧めです。
私の講義資料では「オンラインコンパイラで C/C++ を自習しよう」でオンラインコンパイラの paiza.IO を用いています。
ただし、paiza.IO のようなオンラインコンパイラには、「標準入力の取扱いが特殊である」というデメリットがあります。
C では getchar, gets, scanf など、C++ では std::cin を用いるプログラムのことです。
これらを用いたプログラムをオンラインコンパイラで利用することは、「あらかじめわかった人」でないと難しいと思います。
以上、Visual Studio を用いた方法とオンラインコンパイラを用いた方法の二つを紹介しました。
オンラインコンパイラの方が試すことが容易ですので、まずオンラインコンパイラを試してから
不満を感じたら Visual Studio を試す、という順番で学ぶのが良いのではないかと思います。
BCC を用いるためのツールのダウンロード
ここから先は講義実施時の古いインストール資料です。
オフィシャルサイトからダウンロードして下さい。
インストール前の準備
まず、ディスクに十分 (60 ~ 70MB 程度) 空きがあることを確認します。
以下の要領で確認してください。
- マイコンピュータを開きます。
- w ドライブの横に、現在のディスクの空き容量が書かれています。60 ~ 70 MB 程度の空きがあることを確認してください。
- 空きが少ない場合は、不要なファイルなどを削除してください。
Borland C++ Compiler (BCC) のセットアップ
- ダウンロードした freecommandlinetools2.exe をダブルクリック。
- 使用許諾を読み、同意する。
- インストールフォルダを 「w:\borland\bcc55」に変更する。(ドライブ名を 「c:」→「w:」と変更するだけです)
- 「フォルダを作成しますか?」と聞かれるので、「はい」を選択
- ファイルのコピーが始まるので、終るまで待つ。(ネットワークドライブへのインストールなので、時間がかかるかもしれません)
setbcc.exe による BCC の環境設定
BCC のインストールが終ったら、setbcc.exe を用いて環境設定を行います。
- ダウンロードした setbcc.exe をダブルクリック
- BCC をインストールしたフォルダを「w:\borland\bcc55」に変更する。(ドライブ名を 「c:」→「w:」と変更するだけです)
- 後は「進む」ボタンを押すだけです。
- 最後に「設定」ボタンを押します。このとき「'PATH' の設定に失敗しました」と出ますが、これは無視して構いません。(情報センターのセキュリティ設定に関係しています。)
- 「設定」ボタンを押したら設定は終りですので、右上の「×」ボタンを押して setbcc.exe を終了します。
Bcc Developer のインストールと設定
環境設定が済み、BCC の設定が完了したら、BCC Developer のインストール&設定を行います。
- bccdev1213.zip をダブルクリック。
- 「フォルダの参照」で「w:ドライブ」をクリックし、決定する。
- zip ファイルの解凍が終了したら、「w:\bccdev1213」フォルダが出来ています。(ただし、「表示→最新の情報に更新」が必要かもしれません)
- 「w:\bccdev1213 」フォルダ以下の BccDev.exe が実行ファイルです。ダブルクリックします。
- 初めての起動の際、「環境設定ウィンドウ」が表示されます。「コンパイラ」の項目で、「…」ボタンを押し、「w:\borland\bcc55\bin\bcc32.exe」を「開く」し、「設定」ボタンを押して下さい。
以上で BCC Developer のインストールは終了です。
インストール後の後始末
ディスク容量を節約するため、始めにダウンロードした
freecommandlinetools2.exe、setbcc.exe、bccdev1213.zip は削除してください。
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