ウェーブレット (Wavelet) 変換を用いた画像圧縮
compress.jarをダウンロードしてダブルクリックして実行してください(コマンドラインでは java -jar compress.jar)。
シミュレータが実行出来ない方は adoptium.net からOpenJDKをインストールしてください。
このアプレットは Wavelet 変換を用いた画像圧縮のデモンストレーションを行います。
ここで紹介する画像圧縮法は JPEG2000 の基礎になっているものです。
Wavelet を用いたエッジ抽出のページで解説したように、Wavelet 逆変換を用いると画像の低周波成分と高周波成分から
原画像を再構成することができます。
ここで、画像の高周波成分に着目します。Wavelet 係数の高周波成分は、典型的には 0 を中心としてガウス分布的に分布します。
この分布の標準偏差をσとしましょう。
このとき、値の小さい高周波成分を捨てることでデータを減らすことができます。
アプレットの左下の画像は、高周波成分の Wavelet 係数の絶対値が σ より大きい部分のみを表示しています。
大きい Wavelet 係数のみを用いて原画像を復元すると、圧縮後の画像が得られます。
Wavelet 変換のレベルが高い時に圧縮を行うと、削減されたデータ量が多いため、データが劣化します。
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