学生との共同研究であるこれらのテーマに関しては、下記の研究室ページを是非御覧下さい。
また、脳は神経細胞を単位として構成されていますが、素子の性質にはバラつきがあり、また素子間の結合も一様ではなく様々な構造を持っています。そのようなシステムの取り扱いにはシステムの確率的な取り扱いが不可欠であると考えられます。
例えば、右のような 200 ニューロンの結合系のダイナミクスを考えましょう。
今システムにはノイズが加わっているため、各ニューロンはランダムに発火 (図中の赤色の点) します。
このようにランダムな系そのものを解析するのは困難ですが、
このシステムにて素子数無限大の極限を取り、各素子の確率分布の時間変化を調べると
左の図のように発火頻度の滑らかな軌道が得られます。