MIPS で用いられるレジスタファイルを図 5 に示した。 2 つの読み出しポートと 1 つの書き込みポート、および クロックとして用いられる書き込み用の制御信号 (Write) があることがわかる。
読み出し用ポートとその構成を図 6 に示した。
32 個あるレジスタの番号を指定すると、そのレジスタの内容が出力に 現れる。図にあるように、レジスタの読み出しデータは組合せ論理回路のように、 レジスタ番号の変更に伴い、即座に反映される (もちろん、マルチプレクサ (Mux) 分の遅延は伴う)。 このように、レジスタの読み出しは組合せ論理回路の様に読み出せることに 注意しよう。一方、レジスタの書き込みポートは 図 7 の様に構成される。 レジスタ番号 (0 ~ 31) から、デコーダを利用して一つのレジスタのみを選択し、 そこにレジスタデータ D (32 ビット) を書き込むようになっている。 また、一つ一つのレジスタは 32 個の D フリップフロップから構成される。
レジスタファイルの書き込みは状態論理要素として利用されることに注意しよう。