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[問題] 符号なし数の除算

やはり、正の数のみによる除算を考える。 この場合も筆算による計算が有効である。
図 10: 筆算による除算の実行。
\begin{figure}\begin{center}
\epsfbox{div1.eps}\end{center}\end{figure}

10 は 0111 $\div$ 0010 (7 $\div$ 2) を計算を 筆算で行い、商 11 と 剰余 1 を得ている。

このアルゴリズムをハードウェア実装するために 流れ図で書くと、図 11 のようになる (教科書や授業の「第一のアルゴリズム」である)。

図 11: 第一の除算アルゴリズムの実行の流れ図
\begin{figure}\begin{center}\epsfxsize =7cm \epsfbox{div_chart.eps}\end{center}\end{figure}

さらに、このアルゴリズムを 0111 $\div$ 0010 に適用すると 図 12 のようになる。

図 12: 第一の除算アルゴリズムを 4 ビットの除算に適用した様子。
\begin{figure}\begin{tabular}{c\vert l\vert c\vert c\vert c}
サイクル & ステップ...
...x{3.2ex}[0pt]{5} & (c) & 0011 & 0000 0001 & 0000 0001
\end{tabular}
\end{figure}
初期状態において、除数は 8 ビットの内上位 4 ビットにセットされ、 被除数は剰余の下位 4 ビットに収められていることに注意しよう。

[問題]

  1. 12 における (a)、(b)、(c) は図 11 の流れ図の何に対応しているか。


平成16年12月13日