まず「ロードとストア (2)」で扱ったアセンブリ言語プログラムを C 言語に 対応させると、以下のようになるだろう。
この C 言語プログラムでは要素数が 3 の配列 array[3] を外部変数として定義し、 main 関数内で array の各要素に値を代入している。 このとき、array[3] はメモリ上の静的領域に確保される。
このように、C 言語によるプログラミングはメモリ上における変数の配置に 注意しながら進められる。 表現を変えると、C 言語 (やその他の高級言語) によるプログラミングでは メモリの状態だけに気をくばっていれば良いことになる。 しかし、実際のコンピュータでは本資料で扱ったようにメモリと CPU が 常に相互作用して値をやりとりしながら計算が進行してゆくのである。
なお、「ロードとストア (3)」では配列 array[4] を定義し、 array[3] = array[0] + array[1] + array[2]; を計算するプログラムの 記述になっていることに注意しておく。
なお、array[3] などの変数を main 関数内で宣言するにはスタック
の知識が必要であり、今後扱うことになるだろう。
(図 2 ではその点をごまかして記述した)