第六回 学生用演習(1)

例年では、ここで学生発表会と称し、私が課す Excel マクロ用の課題を希望 (または指名された) 学生に発表してもらう、
ということを複数回行っていた。

オンライン講義で学生発表会を実施するのは無理があるので、こちらからの課題を全員に解いてもらう形式にする。
そうすると、過去二回行った講義とほぼ同じ内容となるのだが、ここからは「グラフの模範解答などを提示しない」スタイルとなる。
とは言え、全くのノーヒントだと誰も解けなくなるので、結局は「過去二回行った講義よりちょっとヒントが少ない程度」になるだろう。

ロジスティック方程式

今回の課題はこちら。 見やすいよう画像形式でも問題を提示する。



さて、この問題は時間 t の関数 N(t) の一階微分方程式であるので、第四回で用いた1階定数係数線形微分方程式を数値的に解く Excel マクロ
1d-LinearDifEq.xlsmを用いる。 問題文中で「初期値を N(0)=0.1」とあるが、これはプログラム中に以下の部分を編集すれば良い。



問題文中で「定数がr=1かつk=1」とあるが、これはプログラム中で以下のように定数を追加すれば良い。



問題文中で「t=10までシミュレーション」とあるが、これはプログラム中で以下の部分に対応し、
変更の必要がない。



最後に、微分方程式は以下のように記述する。



シミュレーションを実行し、今まで通りグラフを描画してみよう。



課題→

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